岐阜の夏がお庭の花苗に厳しい理由

岐阜県は「日本一暑い地域」の一つとして知られています。特に多治見市・可児市・各務原市などは、夏になると最高気温が38〜40℃に達することも珍しくありません。

さらに岐阜の夏の特徴として、気温が高いだけでなく湿度も非常に高い点があります。「蒸し暑さ」が花苗にとって大きなダメージになるのです。

夏に花苗が枯れやすい主な原因

高温による根のダメージ…地温が40℃を超えると、根が機能しなくなります

乾燥と水切れ…真夏は朝水やりをしても夕方には土がカラカラになります

直射日光による葉焼け…西日が強く当たる場所では特に注意が必要です

だからこそ、「暑さに強い品種を最初から選ぶ」ことが、夏のお庭を美しく保つ一番の近道です。では、プロが選んだ5つをご紹介しましょう。

第1位:ニチニチソウ(ビンカ)

1

ニチニチソウ(ビンカ)

学名:Catharanthus roseus 開花期:6月〜10月
🌡️ 暑さに超強い 💧 乾燥に強い 🌱 初心者向け ☀️ 日当たり必要

ニチニチソウは、夏花壇の定番中の定番です。名前の通り、毎日毎日たくさんの花を咲かせ続けてくれます。花色もピンク・赤・白・紫など豊富で、花壇全体を明るく彩ってくれます。

岐阜の猛暑の中でも、しっかり日が当たる場所であれば元気いっぱいに育ちます。むしろ、暑ければ暑いほど元気というのがニチニチソウの特長。水やりは表面の土が乾いたらたっぷりあげれば十分です。

🌸 プロのひとこと 「可児市や各務原市のお客様の花壇でもよく使います。6月に植えれば、10月まで延々と咲いてくれる。コスパ最高の花苗です」(代表・酒井)

第2位:ポーチュラカ

2

ポーチュラカ

学名:Portulaca grandiflora 開花期:6月〜10月
🌡️ 猛暑でも元気 💧 乾燥に非常に強い 🌱 初心者向け ☀️ 強い日差しが大好き

ポーチュラカはサボテンと同じ「多肉質の植物」に近い性質を持っており、葉や茎に水分を蓄えることができます。そのため水やりをちょっとサボっても枯れない、非常に扱いやすい花苗です。

地面を這うように広がるため、花壇の縁取りやグランドカバーとして使うのがおすすめ。黄色・オレンジ・ピンク・白など花色のバリエーションが豊富で、地面をカラフルに彩ります。

🌸 プロのひとこと 「お仕事が忙しい共働きのご家庭にとくにおすすめしています。水やりを2〜3日忘れても枯れない。岐阜の夏に一番向いている花苗の一つです」(代表・酒井)

花苗の選び方に迷ったら、プロに相談してみませんか?

お庭の日当たり・広さ・好みのカラーに合わせて、最適な花苗をご提案します。

第3位:サルビア

3

サルビア(ブルーサルビア・レッドサルビア)

学名:Salvia splendens / farinacea 開花期:6月〜11月
🌡️ 暑さに強い 🌱 初心者向け ☀️ 日当たり重要

サルビアは、赤い穂のような花が目を引く夏の定番花苗です。特にブルーサルビア(ケルシー)は青紫色の小さな花が涼しげで、夏の庭に清涼感を加えてくれます。

サルビアは花が長期間咲き続けることが最大の魅力。梅雨明けから霜が降りるまで、ほぼ途切れることなく花を楽しめます。ただし、日当たりが確保できない場所では花付きが悪くなるため、できるだけ南向きの日当たりの良い場所に植えましょう。

🌸 プロのひとこと 「赤いサルビアと白いニチニチソウを組み合わせると、シンプルでありながら存在感のある花壇になります。美濃加茂市や関市のお客様にも人気の組み合わせです」(代表・酒井)

第4位:ランタナ

4

ランタナ

学名:Lantana camara 開花期:5月〜11月
🌡️ 猛暑にも負けない 💧 乾燥に強い ☀️ 強日差しOK

ランタナは「七変化」という別名を持つほど、1株の中で花の色が変化するユニークな花苗です。黄→オレンジ→赤と徐々に色が変わっていく様子は、庭に眺める楽しさを加えてくれます。

暑さにも乾燥にも非常に強く、真夏でもどんどん花をつけてくれます。草丈が30〜60cmと少し大きめに育つため、花壇の中段〜後列に植えるとバランスよく見えます。

🌸 プロのひとこと 「チョウやミツバチが集まってくることでも有名です。お子様のいるご家庭に植えると喜ばれます。岐阜の暑さをものともせず、9月を過ぎても花がついているほどの耐暑性です」(代表・酒井)

第5位:ペンタス

5

ペンタス

学名:Pentas lanceolata 開花期:5月〜11月
🌡️ 暑さに強い 🌱 初心者向け ☀️ 日当たり好む

ペンタスは、星形の小さな花が集まって咲く可愛らしい花苗です。花色はピンク・赤・白・薄紫と豊富で、どれも色のりが鮮やかでお庭を明るく見せてくれます。

ランタナと同様、チョウを引き寄せる「バタフライガーデン」の植物としても人気です。草丈が20〜30cmとコンパクトなため、鉢植えや花壇の前列に植えるのに向いています。真夏の管理も水やりに気をつけるだけでOKです。

🌸 プロのひとこと 「寄せ植えにとても使いやすい花苗です。ランタナやニチニチソウと組み合わせると、豪華で夏らしい寄せ植えが完成します」(代表・酒井)

5選まとめ比較表

選んだ5つの花苗を分かりやすく比較表にまとめました。お庭の条件と照らし合わせてみてください。

順位 花苗名 耐暑性 耐乾燥性 難易度 おすすめの場所
1位ニチニチソウ⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐かんたん花壇・鉢植え
2位ポーチュラカ⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐かんたん花壇の縁・グランドカバー
3位サルビア⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐かんたん花壇・列植
4位ランタナ⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐ふつう花壇の中段〜後列
5位ペンタス⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐かんたん花壇の前列・鉢植え

夏の花苗を長持ちさせる3つのコツ

どんなに暑さに強い花苗でも、正しい管理をすることでグッと花持ちが良くなります。造園のプロとして、特に大切な3つのポイントをお伝えします。

① 水やりは「朝早め」に行う

夏の水やりで最もやってはいけないのは、真昼の水やりです。気温が高い時間帯に水をやると、お湯になった水が根を傷めてしまいます。水やりは午前7時〜8時の涼しい時間帯に行いましょう。夕方の場合は、日が沈んでから(午後6時以降)がおすすめです。

② 花がら摘みを欠かさない

花が枯れて茶色くなってきたら、こまめに取り除きましょう。これを「花がら摘み」といいます。花がらをそのままにしておくと、種を作ろうとして株の体力を使いすぎてしまい、次の花が咲きにくくなります。枯れた花を摘むことで、次々と新しい花が咲いてきます

③ 根元にマルチングをする

花苗の根元にバーク(木材チップ)や腐葉土を5〜7cm程度敷くことを「マルチング」といいます。これをするだけで、土の温度上昇を抑え、乾燥も防ぐことができます。夏のお庭管理において、最も効果的な方法の一つです。ホームセンターでバークチップが販売されているので、ぜひ試してみてください。

覚えておきたい夏の管理チェックリスト
  • 水やりは朝7〜8時、または夕方6時以降に行う
  • 枯れた花は見つけたらすぐに摘み取る
  • 根元にマルチング(バーク・腐葉土)を敷く
  • 液体肥料を2週間に1回程度与える
  • 西日が強い場所は寒冷紗(かんれいしゃ)で遮光する

まとめ

今回ご紹介した夏に強い花苗5選をおさらいします。

  • ニチニチソウ:毎日咲き続ける花壇の定番。暑さと乾燥に強く初心者にも安心
  • ポーチュラカ:水やり不精でも大丈夫。グランドカバーに最適
  • サルビア:赤と青のコントラストが夏らしい。長期間咲き続ける
  • ランタナ:色が変化する七変化の花。チョウも集まる
  • ペンタス:コンパクトで寄せ植えに使いやすい

これらの花苗は、可児市・美濃加茂市・各務原市・多治見市などの岐阜県内の猛暑でも十分に育てることができます。ぜひ今年の夏、お庭を花いっぱいにしてみてください。

「どの花を植えたら良いか分からない」「花壇を作りたいけど相談したい」という方は、ぜひ緑酒園にご相談ください。現地を確認した上で、お庭の状況に合った花苗をプロの目線でご提案します。